有田の『
木家探』
とっても不思議~なイベントでした。
短歌とサックス、そしてノイズのセッション・・・
筒井宏之さんの短歌を、今までにない雰囲気で楽しませていただきました。
お父様のサックスも素敵でした
お写真撮りたかったのですが、諸事情により撮れず!(笑)
ごめんなさ~い。
現代アートとノイズ音楽の中に筒井さんの短歌が生かされた、
とても不思議な空間でしたよ!
なんだか筒井さんの短歌がロックになってしまったような・・・!
また違った雰囲気で筒井さんの短歌を感じることができました。
筒井さんの短歌は主がいなくなってしまっても
こうやってずっとずっと生き続けていくのでしょうね。。。
また違った形でも筒井さんの短歌を感じれる機会があるといいなぁと思います。
そして、私達の世代から次の世代へ・・
受け継がれていくといいなぁ。
多才だった筒井さんは作曲もされていましたが、
その曲達もみなさんにぜひいつか聴いていただきたいです。
素晴らしいピアノ演奏の・・・
せつなくて、綺麗で、ドラマチックな曲ばかりです。
筒井さんの短歌・・・少しだけご紹介します。
(笹井宏之さんというお名前で詠まれています)
+++++++++++++++++++「ねむらない ただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす」「夕立におかされてゆくかなしみの なんてきれいな郵便ポスト」「おそらくはあなたにふれていたのです 浜昼顔の眠りのなかで」「あるときはまぶたのようにひっそりと 私をとじてくれましたよね」「いたずらにすがたかたちを変えてゆく水のひとつが私である、と」「あめいろの空をはがれてゆく雲にかすかに匂うセロファンテープ」「洞穴になってゆくあなたのそばで私は春のうたを歌った」「カーテンを閉めようとする あたまからつまさきまでが花であるひと」「ホチキスの残り最後のいっぽんで私がとめたのは愛でした」+++++++++++++++++++・・・いかがですか?
とっても素敵ですよねぇ。。。
まだたくさん、たくさん素敵な歌があります。
どれも、どこか不思議、でも情景が心に浮かぶような・・
静かで、せつなくて、でも愛にあふれている素敵な歌だと思いませんか~?
私は大好きです。
私はお父様とお知り合いでしたので
宏之さんとは、お会いしたことがありません。
お父様が宏之さんと私の雰囲気が似ている、と言ってくださったことが
とても嬉しく、ぜひ会ってお話をしてみたい、と想っていました。
結局、それは叶いませんでしたが・・・
歌を読んだり、曲を聴いていると
ふと、宏之さんが近くにいるような、会話できたような
そんな気持ちに包まれることがあります。
きっと、私は知らない間にお逢いできているのでしょうね。
すてきな方です。
※
笹井(筒井)宏之さんが生前書いていらっしゃったブログです→『
些細』
今は碗琴奏者のお父様が更新されています。